まさかの社会派 ソウルステーションパンデミック(あと新幹線)
韓国の最底辺の人々の生活なんて、想像した事もなかったけれども、酷いの一言に尽きる映画でした。
ゾンビはオマケでヨンサンホ監督が言いたかった韓国のリアルがひしひしと伝わって来る映画でした。
ゾンビ部分は普通なので最初と最後だけ見ておけば良かった感じです。
最序盤からホームレスへのパンピーの厳しい態度が包み隠さず出ていて、街頭で福祉問題について語っていた青年がホームレスと見るや、見事な手の平返しで馬鹿にし始めるやら、何処に行っても相手にされないやらで、まあ凄かった。
日本でもいる偶にいるような、頭の変なオバさんも出て来るけど(ゾンビと間違えてメッチャはらはらするシーン)、ああいう人は福祉の対象では無いのだろうか。
正直映画の内容よりも、何故あそこ迄蔑まれているのか、その認識の由縁を調べて見たいと思いました。
ホームレスのおっさんが言っていた
「この国は国民が嫌いだけれど、国民は身を粉にして国に尽くしている」
に言いたい事が詰まっていたと思います。
何処の国も一緒だね。
新幹線はまあ、お父さんがゾンビになっちゃって二人に襲いかかるエンドでも良かったんじゃないかな?
それなら、もう十分は尺減らせるし。